
宅配の冷凍弁当とはどのようなサービスなのか徹底解説! 冷凍・冷蔵・常温の宅配弁当の違い、冷凍弁当のメリット・デメリットも紹介します。
宅配冷凍弁当サービスの選び方もまとめているので、これから宅配冷凍弁当を利用したいと考えている人はぜひ参考にしてください。
宅配冷凍弁当とは、その名のとおり注文すると冷凍弁当を自宅に宅配してくれるサービスです。3食分などの少ない食数でこまめに買うことも、10食以上をまとめ買いすることもできます。
温めるだけの宅配冷凍弁当は自炊に比べて手間がかからず、管理栄養士監修で栄養バランスが整っているものが多いことが特徴です。ダイエットや筋トレに特化したもの、塩分・糖質などの食事制限に特化したものもあります。冷凍・冷蔵・常温のおもな違い
メリット | デメリット | |
---|---|---|
冷凍 | ・消費期限が長い (6~12ヵ月) ・配達日時を指定可 ・好きなときに食べられる ・まとめ買い向き |
・「おかずのみ」が基本スタイル ・冷凍庫のスペースを取る |
冷蔵 ・常温 |
・置き配を利用可 ・主食付きが多い ・配達先の安否確認を兼ねるケースも |
・消費期限が短い (当日中) |
宅配冷凍弁当の魅力は、なんといっても保存が効くことです。冷蔵・常温の宅配弁当は当日中に食べなければいけないものが多いですが、宅配冷凍弁当は冷凍庫で6ヵ月以上保管できます。
ストックしておけば好きなタイミングで好きなメニューの弁当が食べられるので、利用すると毎日の生活が非常に楽になります。宅配冷凍弁当は、次のような人におすすめです。
宅配冷凍弁当がおすすめな人
簡単に食べられる宅配冷凍弁当は、特に買い物や自炊が苦手な人・できない人に向いています。赤ちゃんがいる、時間がないなどの理由で買い物が大変だと感じている人や、料理が苦手な一人暮らしの人は、宅配冷凍弁当を利用すると満足できると思います。
また食生活が乱れており栄養バランスが気になる人、美味しい料理を食べながらダイエット・ボディメイクがしたい人にも宅配冷凍弁当はおすすめです。冷凍弁当の宅配サービスを利用することで得られるおもな5つのメリットについて、詳しく解説します。
宅配冷凍弁当 5つのメリット
▲電子レンジで数分温めるだけで食べられる
宅配冷凍弁当は注文するだけで自宅に届くので、食事を用意するために買い出しに行く手間が省けます。自分で献立を考えて食材を選んだり、重い荷物を運ぶ必要もありません。
また宅配冷凍弁当は、電子レンジや湯煎で温めるだけで食べられます。調理は不要です。食べたあとは容器を捨てるだけなので、後片付けも非常に簡単。洗い物をする手間も省けます。宅配冷凍弁当は「美味しくないのでは」と思われがちですが、専属シェフが献立考案やレシピ作成を手掛けている美味しい宅配冷凍弁当サービスがたくさんあります。
一般的に冷凍食品は出来たてを急速冷凍しているため、チルド食品よりも美味しさを閉じ込めやすいとも言われています。冷凍技術は非常に上がっており、冷凍=不味いというのは過去のものです。出典元:三ツ星ファーム公式
宅配冷凍弁当は管理栄養士が監修しているものが多く、栄養バランスを重視して作られているものがほとんど。さらにカロリーや糖質などが一定の栄養基準で作られているものもあります。
たとえば「三ツ星ファーム」は、100種類以上のメニューのほとんどがカロリー350kcal以下・糖質25g以下・たんぱく質15g以上です。野菜もたくさん入っているため、カロリーや糖質を抑えつつ健康的な食事をしたい人に向いています。出典元:食宅便公式
宅配冷凍弁当は、基本的にカロリー・たんぱく質・糖質・塩分といった成分が明記されています。そのため、糖尿病や高血圧といった持病がある人の食事制限や栄養管理・計算もしやすいことが特徴です。
さらに「食宅便」のように、カロリーや糖質、たんぱく質、塩分などを制限したコースが用意された宅配冷凍弁当もあります。出典元:夕食ネット公式
食材や食品の高騰が続く昨今では、自炊しても1食あたりの金額が高くなりやすくなってしまいました。出来合いの総菜なども一緒に買う場合は、なおさら高くなりがちです。
宅配冷凍弁当の価格目安は1食あたり500~700円前後。おかずのみの弁当だと別途ご飯などの主食を用意する必要がありますが、副菜が付く上に買い物・調理の手間を省けることも加味すると十分価格に見合っています。宅配冷凍弁当サービスのおもなデメリット5つについて、詳しく解説します。
宅配冷凍弁当 5つのデメリット
宅配冷凍弁当は、冷凍庫のスペースを圧迫してしまうことが大きなデメリットです。
容器の改良を重ねて省スペースになったサービスも多いですが、まとめ買いをするのであれば冷凍庫のスペースがある程度必要になります。男性やたくさん食べる人からすると、ボリューム(量)は少なめです。物足りないと感じる可能性があります。
また、ごはんやパンなどの主食がついていないサービスが多いです。糖質制限中などで主食はいらないという人なら問題ありませんが、主食が欲しい場合は自分でお米を炊いたり、パックごはんを別途用意したりする必要がある点もデメリットです。
出典元:nosh(ナッシュ)公式
上の画像のように、宅配冷凍弁当の主菜・副菜の組み合わせはすでに決まっており、一人ひとりに合わせて中身を変更するといったことは基本できません。苦手な食材がある場合は、自分で写真や原材料をチェックする必要があります。
「nosh(ナッシュ)」のように苦手な食材をフィルタリングできるものもありますが、アレルギー食材には対応していません。出典元:夕食ネット公式
宅配冷凍弁当サービスには注文の当日・翌日に届くものが少なく、最短でも2~3日かかるところがほとんど。そのため宅配冷凍弁当をメインに食生活を構成するなら、消費しきる前に注文する計画性が必要です。
ただし「夕食ネット」は、宅配冷凍弁当サービスのなかでは珍しく、朝5時までの注文で当日配達してくれます。出典元:Dietician公式
宅配冷凍弁当は配送もクール便でおこなう必要があるため、送料が高めであるケースが多いです。また地域によって送料が変わる宅配冷凍弁当も多く、特に沖縄や北海道は高くなることがほとんど。
また商品価格に送料が含まれており、注文する地域によって支払総額が変動しない宅配冷凍弁当サービスも。
例えば、ダイエットやボディメイクに特化した宅配冷凍弁当サービス「Dietician(ダイエティシャン)」は、商品価格に送料が含まれているため、全国どこから注文しても支払総額が変わりません。宅配冷凍弁当サービスの選び方・選ぶときのポイントを解説します。
宅配冷凍弁当 選び方
宅配冷凍弁当の栄養バランスは基本的に整っていますが、さらにダイエットなどに特化したもの・一人暮らしなどの状況別に向いているものがあります。
それぞれの目的や状況に応じた宅配冷凍弁当サービスを選ぶことで、より多くのメリットを得られると思います。宅配冷凍弁当サービスはそれぞれ価格が異なり、送料にも違いがあります。
もしサービス自体に魅力を感じたとしても予算オーバーしてしまうと継続するのは難しいので、宅配冷凍弁当を選ぶときは料金がいくらかかるのかしっかり把握しておくことが大切です。初めて宅配冷凍弁当を注文する場合は、初回限定で利用できるお試しセットや初回割引があるかどうかも確認しておきましょう。
宅配冷凍弁当の初回割引とは、定期購入を注文すると初回分の価格が割引されるキャンペーンです。ほとんどが最初の1回だけで解約できるので、初回割引もお試しセットのような使い方ができます。温めるだけで食べられる宅配冷凍弁当は、自炊の負担を軽減してくれるとても便利なサービスです。栄養バランスも整っているので、健康的な食生活を送りたい人には特に向いています。ぜひ活用してみましょう。