自動で床のホコリやゴミを吸い取る「ロボット掃除機」。ほかの家事の合間や外出中に掃除したい方におすすめです。水拭きや空拭きができる製品もあるので、用途にあわせて選べます。
しかし、機能・形状・価格などが製品によって大きく異なるので、どのモデルを選んだらよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、ロボット掃除機のおすすめアイテムをランキング形式でご紹介します。
ロボット掃除機とは?

掃除機といえばキャニスター型やスティック型などの種類がありますが、ロボット型は自動で稼働するため自分で本体を動かす必要がないのがポイント。手間なく掃除をしたい方に適しています。
ロボット掃除機のデメリット

また、高さのある場所は乗り越えられない点も留意しておきましょう。階段や段差などは別途掃除する必要があります。
ロボット掃除機のメリット

キャニスター型やスティック型のように自分で持って掃除する必要がなく、腰をかがめなくても使えるのが魅力。体に負担のかかる体勢をとることがないため、誰でも手軽に使用可能です。
ロボット掃除機の選び方
タイプで選ぶ
吸引タイプ

吸引タイプのロボット掃除機をチェックしたい方はブラシに注目。製品やメーカーによって、どのようなブラシが付いているかは異なります。髪の毛のからまりやすさやお手入れのしやすさなどを考慮して選びましょう。
部屋の隅や壁際のゴミが気になる場合は、サイドブラシが搭載されているモデルがおすすめ。メインブラシだけでは届かないホコリもしっかりと掻き取れます。
水拭き・拭き掃除タイプ

拭き掃除タイプの製品はから拭きと水拭きタイプの2種類があるため、あらかじめ確認しておきましょう。どちらにも対応しているモデルだと、床の種類や様子にあわせて使い分けられます。
掃除を1台のロボット掃除機で完了させたい方は、吸引と水拭きの2WAYタイプがおすすめ。ゴミやホコリを吸い取った後に水拭きするなど、柔軟に使えて便利です。
サイズや形状ごとの特徴を知ろう
スタンダードな「丸型」はラインナップが豊富

丸型は、小回りがききやすいのもメリット。壁や家具で前に進めない場合、ロボット掃除機はバックするのではなくその場でUターンして戻ります。その際、丸型だと椅子の脚などに引っかかることなく動けるのがポイントです。
「三角型」は部屋の隅やコーナーまでしっかり掃除できる

また、吸引口が三角形の底辺に設計されているのも特徴。丸型と比較して、より広範囲のゴミを一度に吸い取れるのがポイントです。同じ場所を何度も往復しないので、短時間で掃除を完了させたい方に適しています。
「薄型」のモデルは家具の隙間にも入りやすい

なお、家具の下までロボット掃除機を入れたい場合は、事前に隙間の高さを測っておくことが大切。隙間の高さよりも薄いモデルを選べば、部屋の隅々まで掃除できます。
自動給電・自動再開機能を搭載したモデルが人気

自動給電機能とは、運転中にバッテリーが少なくなると自動で充電ポートに戻る機能のこと。一方、自動再開機能は、充電が完了後に再び掃除を始める機能です。中断した場所から始められる製品だと効率よく稼働できます。
ダストケースは水洗いできるモノを

お手入れのしやすさにこだわりたい方は、ダストケースなどを水洗いできる製品がおすすめ。丸洗いすることで細かな部分の汚れもすぐに落とせます。清潔な状態をキープしやすいのがメリットです。
マッピング機能をチェック

アプリを使用してマップを表示できるモデルは、1つのエリアをピンポイントで掃除したい方におすすめ。スマホですぐに確認して操作できるのが魅力です。
また、マッピング機能を利用して、進入禁止エリアを作成できるモデルもあります。マップ上でエリアを指定すると、障害物を置かなくてもその場所にロボット掃除機が入るのを防げて便利です。
乗り越えられる段差の高さをチェック

どの程度の高さに対応しているかは製品によって異なるため、あらかじめ確認することが大切です。乗り越えられない高さの場合は、段差の前にスロープを付けるとスムーズに動かせます。
落下防止や進入禁止などの機能があると安心

落下防止機能は、本体が稼働中に階段などから落ちるのを回避できるのがメリット。センサーを搭載しており、段差を確認すると自動でルートを変更します。落下するとロボット掃除機が故障する可能性もあるので、安心して使いやすいのがメリットです。
一方、進入禁止機能は、ロボット掃除機の掃除が不要なエリアを指定できます。仕事部屋やキッチンにロボット掃除機が入ってほしくないときに便利。ライフスタイルにあわせて自由に設定できます。
静音性をチェック

静音モードを搭載した製品なら、運転音を調節できるのがメリット。時間や場所にあわせて柔軟に切り替えられます。マンションやアパートで使用したい方にもおすすめです。
その他機能にも注目
Wi-Fi対応モデルならスマホで外出先から操作が可能

アプリを利用してスマホと連携可能な製品は、運転・停止・再開などの設定をスマホでできるのが便利。外出先でもロボット掃除機を操作できるのがポイントです。
また、音声アシスタントが使えるモデルは、声で本体を動かせて便利。両手がふさがっている場合も操作できるため、ほかの家事をしているときでも手軽に扱えるのが魅力です。
自動ゴミ収集機付きのモデルも

収集機に集めることで、より多くのゴミを溜められるのがメリット。こまめに捨てる手間を省きたい方にもおすすめです。また、入れたゴミを圧縮できる製品なら、さらにたくさんの量を入れられるのが魅力です。
ロボット掃除機のおすすめ|吸引タイプ
第1位 アイロボット(iRobot) Roomba i2 i215860

自動充電と自動再開機能を搭載
アイロボットの製品のなかでもシンプルな機能を備えたロボット掃除機。一人暮らしの方や初めてロボット掃除機を購入する方にもおすすめです。フローリング・畳・ラグなど場所を問わず使いやすいのが便利。2本のゴム製のブラシが床に密着して、ゴミや髪の毛も簡単に吸引します。さらに、独自設計のエッジクリーニングブラシがサイドに付いており、壁際やコーナーの角のゴミも取りやすいのが魅力です。
自動充電と自動再開機能を採用しているのもポイント。充電の残量が少なくなると自動でホームベースに戻るため、充電切れを心配せずに使えます。充電後は運転を中断した場所から再開するので、効率よく掃除できるのもメリットです。
また、本体のボタン操作を無効にできるチャイルド/ペットロック機能も搭載。アプリまたは音声アシスタントから設定することで、子供やペットによる誤作動を防げます。
第2位 ダイソン(dyson) 360 Vis Nav RB03BN

家具やソファの下も掃除しやすく設計されたモデル
高い吸引力が魅力のロボット掃除機です。独自開発の「Dyson Hyperdymiumモーター」を搭載しているのが特徴。モーターは毎分最大11万回転し、微細なホコリも舞いあげずにキャッチできます。また、3種類のブラシの組み合わせた「トリプルアクションブラシバー」を備えていることで、床面に関わらず、しっかりと掃除できるのもメリットです。高さは約9.7cmで、薄型化を実現しているのもポイント。家具やソファの下も掃除しやすく設計されています。加えて、自動で動作するエッジノズルを搭載し、壁際の掃除に対応しているのも強みです。
使い勝手のよいスマートな機能も搭載。26個のセンサーと360°パノラマビジョンシステムによって、自動で適した経路を設定可能です。最大2.1cmの段差を越えられる走破性と相まって、効率よく掃除を終えられます。部屋のすみずみまで掃除できるモノを探している方におすすめの製品です。
第3位 パナソニック(Panasonic) ルーロ MC-RSF1000

静音性に優れたおすすめのモデル
パナソニック独自の三角形が特徴のロボット掃除機。壁際や部屋の隅のゴミを取り除けるのがポイントです。さらに、小回りがきくので狭い場所でもスムーズに動かせます。「360°レーザーセンサー」を採用しており、部屋全体の間取りを検知。部屋の隅々まで掃除できるだけでなく、ゴミが多く溜まる場所も把握します。ゴミやホコリの取り残しを防止できるのがメリットです。
「音ひかえめ設定」を使用することで、実感音を約21%カットすると謳っています。在宅ワーク中など、静かにロボット掃除機を動かしたいときにぴったり。静音性に優れた製品が欲しい方におすすめです。
吸引したゴミは圧縮されるのがポイント。本体の天面から外せるので片手でゴミを捨てられます。ダストボックス・フィルター・ブラシは水洗い可能で、お手入れしやすいのも魅力です。
第4位 アイロボット(iRobot) Roomba j7+ j755860

独自の「Imprintスマートマッピング」機能を使えば、拭き掃除も可能。また、「iRobot Home アプリ」と連動させることで、掃除スケジュールを設定できるのも便利です。
清掃場所を指定できるのも魅力。進入禁止エリア機能では、入ってほしくない空間に本体が進入するのを防げます。さらに、アプリから汚れた場所のみのゴミを取り除くように操作できるのも魅力です。
クリーンベースという自動ゴミ収集機と組み合わせて使用可能。掃除が終わると、本体内に吸い取ったゴミをクリーンベースに排出します。最大1年間ゴミ捨て不要なので、本体を掃除する手間を省けます。
第5位 パナソニック(Panasonic) ルーロミニ MC-RSC10

走行パターンは、ラウンド・ランダム・スパイラルの3種類です。ラウンド走行でゴミが多い壁際や隅を掃除した後、ランダム走行に切り替えて部屋全体のゴミを除去。また、スパイラル走行は、ランダム走行中に1畳以上のスペースを見つけると稼働します。
クリーンセンサーを搭載しており、花粉やダニのような見えないゴミも検知が可能。ハウスダストが多いときは赤く点滅し、少なくなったら青に変わるため、把握しやすいのがメリットです。
ゴミを吸い取りやすいように設計されたブラシもポイント。中央にはV字型構造のブラシを搭載しており、細かなゴミまで集めやすく便利です。
第6位 アイロボット(iRobot) Roomba s9+ S955860

独自の「Perfect Edgeテクノロジー」を搭載しており、センサーが壁の位置を感知。壁際の細かいゴミまでしっかりと吸い取ります。特別に設計されたコーナーブラシにより、角のたまったホコリも除去できるのがメリットです。
アイロボット独自のオペレーションシステム「iRobot OS」も利用可能。スマホと連携すると、清掃履歴の確認や部屋ごとの掃除モードを設定できます。掃除するたびにライフスタイルを学習し、適切な清掃方法を提案するのも魅力です。
掃除後は、本体のダストボックスからクリーンベースにゴミを排出。最大1年間溜められるので、こまめに捨てる手間が必要ありません。
第7位 エレクトロラックス(Electrolux) Pure i9.2 ロボットクリーナー PI92-6DGM

3Dビジョンテクノロジーが部屋の中をスキャンし、障害物を回避。さらに、3Dマッピングナビゲーションと組み合わせると、同じ場所を行き来することなく効率的に掃除できます。
自動充電機能と再開機能を搭載。バッテリー不足のときは自動で充電台に戻るのがポイントです。充電完了後は再び掃除を始めるため、途中で運転を停止することなく最後までやり遂げてくれます。
専用のアプリを連携すると、外出先でも本体を操作可能。スケジュール管理だけでなく、稼働状況も把握できます。外にいる間に掃除を完了させて、きれいな状態の部屋に帰宅できるのがメリットです。
ロボット掃除機のおすすめ|水拭き・拭き掃除タイプ
第1位 エコバックス(ECOVACS) DEEBOT X1 OMNI DEX11

「AIVI 3D」という障害物回避システムを搭載。「Starlight RGBカメラ」という高性能なカメラによって、部屋のライトが付いていない暗い環境でも障害物を検知します。さらに、遠隔でカメラのオン・オフを切り替えられるのも便利です。
独自開発したAI音声アシスタント「YIKO」を使用すると、音声で本体を操作可能。スマートスピーカーなどを別途用意することなく使えるのが便利です。
掃除が完了した後はステーション内でモップを自動洗浄。ニオイや汚れが本体に残りにくいので、衛生的に使えます。また、ステーションの中に本体を収納できるため、すっきりと部屋に置けるのもポイントです。
第2位 アンカー(ANKER) Eufy RoboVac L35 Hybrid+ T2182

吸引と水拭きの2種類の使い方が可能。吸引はパワーを4段階で調節できるため、ゴミの量に応じて切り替えられます。また、水拭きは水量を3段階に設定できます。
加えて、「マルチフロアマッピング」機能によって、3フロア分のマップを記憶できるのもポイント。吸引や水拭きも設定できるため、部屋の状況にあわせて掃除できます。
そのほか、アプリを使用することで、掃除をカスタマイズできるのも便利。部屋ごとの掃除プランを設定できるほか、指定したエリアのみの掃除もできます。自由に掃除するエリアを決めたい方にもおすすめです。
第3位 ロボロック(Roborock) S7 MaxV Ultra S7MU52-04

メインブラシは3次元に動かせるので、凹凸のある床のゴミも逃すことなく吸引。素材にはやわらかいラバーを採用しており、耐久性のほかに床を傷付けることなく使えるのがメリットです。
水拭き用のモップは高速振動するのが特徴。強力・標準・ソフトとモードを3段階から設定可能で、汚れに応じて使い分けられます。さらに、水拭き専用モードを使用すると、床のベタつきもきれいに取り除くことが可能です。
アプリと連携させれば、家具の位置を反映したマップを確認できます。マップの一部分をタップすると、その場所をピンポイントで掃除できて便利です。
第4位 アンカー(ANKER) Eufy Clean G40 Hybrid T22565

約7.3cmと薄型設計なのも特徴。家具やソファの下といった手の届きにくい場所まで入り込みます。手の届きにくい場所のゴミも吸い取れるのがメリットです。
また、厚さが16mmまでであれば、乗り越えることが可能。カーペットやわずかな段差で止まることなく動くため、部屋全体を掃除できます。在宅勤務中や夜中に使いたい方には静音モードがおすすめ。約55dbと電子レンジと同程度の大きさの音で使用できます。
第5位 アイロボット(iRobot) Braava jet m6 m613360

ジェットスプレーを搭載しており、ベタついた床の汚れもきれいに拭き取れるのが特徴。障害物を感知するので、カーペットや家具を濡らすことなく使用できます。
また、「ナビゲーションシステム」によって、部屋全体を短時間で掃除できるのがメリット。部屋の形状や広さを把握して効率的に動きます。
そのほか、アイロボットのロボット掃除機であるルンバシリーズとの連携も可能。ルンバでゴミやホコリを吸引した後、ブラーバが拭き掃除を行うことで、床面をきれいな状態に保てます。
ロボット掃除機は、自動で動いて床を掃除できるのが魅力。部屋の間取りや家具の位置を把握することで、障害物を避けながら運転します。機能や溜められるゴミの量などは製品によって異なるので、部屋の広さを考慮して選ぶのが大切です。